トラックドライバーに福音!? 26年モデル「ボルボFH」が標準装備する電子サイドミラー『CMS』の新たなる機能

トラックドライバーに福音!? 26年モデル「ボルボFH」が標準装備する電子サイドミラー『CMS』の新たなる機能

 今夏から2026年モデルのデリバリーがスタートする、ボルボトラックスの大型モデル「ボルボFH」。日本市場向け26年モデル最大の特徴が、電子化されたサイドミラーである『カメラモニターシステム(CMS)』を全車に標準装備することだ。トレーラ牽引用途が中心のFHにとって、CMSには多くのメリットがあるとし、レスオプションは設定しないという。

文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/フルロード編集部、ボルボトラックセールスジャパン(UDトラックス)

サイドミラーが消えたキャビン

2026年型ボルボFHのキャブ室内全景。フロントピラーにCMSのディスプレイを新設する
2026年型ボルボFHのキャブ室内全景。フロントピラーにCMSのディスプレイを新設する

 4月20日に発表された日本市場向け26年モデルFH、そのキャビンに乗り込む。まず目に入るのが、左右のフロントピラーにCMSのカラー液晶ディスプレイをそれぞれ装着していることだ。サイドウインドゥ越しにあった大きなサイドミラーは消え、斜め前方左右の視界が大きく開かれたのが新鮮である。

 縦長のCMSディスプレイは、運転席側が12インチサイズ(高293mm×幅110mm)、ドライバーから2m以上離れた助手席側は一回り大きく15インチサイズ(高356mm×幅138mm)となっている。また、助手席側ディスプレイの位置は、ドア装着サイドミラーに対して前進したため、ドライバーの視線移動も減少した。ただし、フロントアンダーミラーとサイドアンダーミラーは従来の物理ミラーを装着している。

 FHのサイドミラーは、左右ともにメインの下に広角ミラーを配置するスタイルだったが、CMSでもディスプレイの表示としてこの配置を踏襲しており、画面を上下に分割してメインと広角を表示する。

 物理ミラーもCMSも、国内の保安基準および国連協定規則UN-ECE R-46によって、ドライバーが得られる間接視界は同一であり、基本的に見える範囲は変わらない。だが、CMSの表示は鮮明で、非常に見やすく感じられる。撮像を自動露出や自動コントラスト調整といった補正機能によってハッキリ表示できる、CMSならではのメリットだ。

 半面CMSは、物理ミラーのような奥行きを感じにくいのも確か。その対策として、オーバーレイ機能など電子ミラーならではの合成表示でカバーしており、さらに自動パンニング機能のような、物理ミラーでは実現不可能な間接視界をも得ている。

助手席側のCMSディスプレイを実際に表示させた例。サイドミラーを撤去したため直接視界が広がったこともわかる。ただしフロントアンダーミラーとサイドアンダーミラーは物理ミラーを継続
助手席側のCMSディスプレイを実際に表示させた例。サイドミラーを撤去したため直接視界が広がったこともわかる。ただしフロントアンダーミラーとサイドアンダーミラーは物理ミラーを継続

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