AIをどう活用するべきか!? いすゞがアイデアを募った「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」受賞テーマが決定!!

AIをどう活用するべきか!? いすゞがアイデアを募った「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」受賞テーマが決定!!

 いすゞ自動車は、2024年9月1日〜11月30日にかけ応募を開始した、人工知能(AI)技術やAI技術の新たな活用手法のアイデアを募るプログラム「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」の受賞テーマをこのほど発表した。

文/トラックマガジン「フルロード編集部」、写真/いすゞ自動車

「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」の受賞テーマが決定

自動運転なのどの新事業ではAIの活用が必要不可欠とするいすゞ自動車
自動運転なのどの新事業ではAIの活用が必要不可欠とするいすゞ自動車

 いすゞ自動車は、自動運転ソリューション、コネクテッドサービス、カーボンニュートラルソリューションという3領域の新事業を、2030年代には売上高1兆円規模の事業へと拡大することを掲げているが、この新事業の発展のためにはAIの活用が不可欠であるとしている。

 そうした中、従来の発想にはなかった革新的な視点を取り入れるため、昨年9月1日〜11月30日にかけ「未来に役立つこれまでにないAIの手法とそれが生み出す価値」をテーマにアイデアを募った「ISUZU AI Innovation Challenge 2024」を開催した。

 今回のプログラムには募集期間3カ月の間に国内、米国、インド、中国など世界30カ国の100を超える個人・組織から延べ160件の応募が寄せられた。

 審査は、元 富士通研究所社長 原裕貴氏、アルバータ大学コンピュータサイエンス学部教授 Matthew E. Taylor氏、いすゞ、いすゞ中央研究所、本プログラムを運営するナインシグマ・ホールディングスが審査員を務め、厳正な書類審査・面談審査を経て、計6件を各賞(最優秀賞1件、優秀賞1件、奨励賞4件)に選出。

 受賞テーマのAI活用領域は、材料開発、自動運転、生体・感情、農業と幅広いテーマに及んだが、最優秀賞には「材料開発における大規模データの自動解析と相補的データ利活用プラットフォームの構築」を応募テーマにした株式会社 a.s.ist代表、林 悠偉氏が受賞し、賞金2万USドルを獲得した。

 最優秀賞選出の理由として、

「材料開発で必要な計測実験データや材料の品質検査データを、AI 技術によって自動データ解析を実現するプラットフォームの構築についてご提案頂きました。本提案は統計理論に基づいており、解析システムとして統合した技術は非常に独創的。将来的に産業材料・経済の分野および近年着目されている AI for Science の発展にも貢献すると期待されることから、最優秀賞とさせていただきました」と選考者は講評している。

 いすゞは、今回集まったテーマのうち優れたアイデアについては、将来の可能性追求に向けていすゞとの協議を経て取り組みを継続していく可能性を示唆しており、プログラムに寄せられたAI技術の斬新なアイデアを通じて、さまざまな社会課題の解決に挑戦していくとしている。

受賞テーマは材料開発、自動運転、生体・感情、農業と幅広いテーマに及んだ
受賞テーマは材料開発、自動運転、生体・感情、農業と幅広いテーマに及んだ
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