ダカールラリー2018 日野チームスガワラの戦い №15
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レポート
最後のロングステージを総合6位でクリア
2号車:菅原照仁/高橋貢組
19日、ダカールラリー2018はアルゼンチンのサン・ファン~コルドバ間で2区間合計368㎞の競技区間(SS)を行ない、ゴール地のコルドバに到着。トラック部門に参戦している日野チームスガワラの日野レンジャー2号車(菅原照仁/高橋貢組)は総合6位で走り終え、累積順位を総合5位とした(順位は暫定です)。
この日のルートは、ビバークから79㎞の移動区間(リエゾン)でサンファン東側の山間地に移動し、SSの前半部分がスタート。路面は砂地のピストが中心だが、その後オフロード区間も登場した。その後382㎞のニュートラルゾーンを経て後半部分のSSが244㎞にわたって行なわれ、路面はフェシュフェシュ(微細粒でソフトな土の堆積物)やグラベル路に変化。ゴール後はさらに98㎞のリエゾンでコルドバに至る、全行程928㎞のロングステージである。
引き続き好調なペースでアタックを続ける日野レンジャーは、前半部分の終盤で左前輪をパンク。ゴール後に交換しようとそのまま走り切ったところ、アシスタントカーでニュートラルゾーンに待機していたメカニックと遭遇し、首尾よく交換作業を終えた。その後もスタックしているライバルを尻目に順調に走行した2号車だが、後半部分に入って間もなく日没となってペースダウン。それでも総合6位で走り終えた。この結果により累積順位は5位に(暫定)。もちろん排気量10リットルクラスでは首位の座を堅持している。
ラリーは明日20日に、コルドバを基点にした119㎞のループコースで最終SSを実施。その後ゴールセレモニーが行なわれ、2週間の競技が終了する。1年間を掛けて準備を進めてきたダカールラリーもいよいよ最終日を迎え、メカニックたちは最後の点検整備に余念がなかった。
菅原照仁/今日は長かった。後半に入って1時間ぐらいで暗くなり疲れました。今年は同じエリアでも新しいコースが多く使われているようです。累積順位は上位の車両が埋まっていたので早くリカバーされたら変わるかもしれません。最終日も頑張ります。
高橋貢/ナビゲーションはそれほど難しくありませんでしたが、ピストが薄くて分かりにくいところも。とにかくこのステージは長くてくたびれました。あと一日ですね。
日野レンジャーをビバークの整備場所に誘導するメカニック
到着した2号車に駆け寄るメカニックたち
ナビゲーションは順調だったと振り返る高橋貢
最後のロングステージを乗り切って安堵の菅原照仁
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