チョットだけよ~! 一年の感謝を込めて 最新「フルロード」第15号・ギリ見せ!第3報
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コラム
相変わらず く~だらない「ビンボー運ちゃん」に大変化!
降る雪や 明治は遠くなりにけり なんて中村草田男さんが詠んだのも今は昔。今じゃ「昭和は遠くなりにけり」でありますが、昭和という旧きよき時代、新宿二丁目のМ運輸を舞台に、清く貧しくあさましい運ちゃん達のリアルな生態を濃密に描いて、毎回読者の皆様の不興とえづき(=オエッ!)を買っております「ビンボー運ちゃん回顧録」ですが、「フルロード」第15号でも性懲りもなくトリを務めております。今回は、前回に引き続きビンボー運ちゃんの独り舞台。前回は「アツクテナガイ」だったけど、今回は「サムクテナガイ」に趣向を替え、そりゃもう、いつにも増してダラダラダラダラ、く~だらない話を綴っております。
そうそう、とは言うものの、今回からこれまでの「ビンボー運ちゃん」と決定的に異なる大変化が……。なんと、のっぴきならない事情で「挿し絵」が変わりました。もちろんシリーズ物の挿し絵を途中で変えるなんてことはしたくなかったのですが、突然、どんなに手を尽くしても挿し絵を担当していた人と連絡が取れなくなっちゃったんです。ギリギリまで努力したのですが、タイムリミット! 急きょ別のイラストレーターを探してお願いし、挿し絵が届いたのが下版の3時間前。11月29日のブログにも書きましたが、校了間際まで「ヤバイよヤバイよ~!」と八方手を尽くして対処していたのは、この「ビンボー運ちゃん」のイラスト問題が大きかったんですね。ちなみに今回の大ピンチを救ってくれた新たなイラストレーターというのが、テディベア作家としても知られる田中淳子さんという人で、淳子さんには、10数年前にも「ビンボー運ちゃん」こと山高君とコンビを組んで連載のイラストを描いてもらっていました。つまり気心が知れた仲なので、突然のお願いに際しても誰よりもスムーズに対処していただけるのではないかと踏んだんですね。実は、そもそも「ビンボー運ちゃん回顧録」のイラストも、もともとは淳子さんに描いてもらうつもりだったのですが、ちょっと因縁めくのですが、この時は八方手を尽くしても淳子さんと連絡が取れず、やむなくあきらめた経緯があります。今回もなかなか連絡が取れなかったのですが、執念で探し出して、根性込めてお願いし(笑)、なんとか滑り込みセーフとなったわけ。これからも淳子さんにお願いするつもりですが、つまりは、もともとお願いしようと思っていた人に挿し絵を担当してもらうことになったわけで、この話、まだ話していないけど、山高君が一番びっくりするかも!
そんなわけで、急に「挿し絵」が変わってしまって読者の皆さんには大変申し訳ないのですが、淳子さんのちょっと優しいタッチの挿し絵ともども「ビンボー運ちゃん」をこれからもどうぞヨロシク! って、「ビンボー運ちゃん」は、まだ続くんかい!?
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