ダカールラリー2014 日野チームスガワラの戦い(1月5日)
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レポート
アルゼンチンで「セレモニアルスタート」
4日、ダカールラリー2014のセレモニアルスタートが、ロザリオ市内にある国旗のモニュメント「モニュメント・ア・ラ・バンデラ」で行なわれた。この日行なわれるのはセレモニーのみで、実際の競技は明5日から。隣接するパルクフェルメから車両が1台ずつポディアムに上がり、観客に紹介されたあとランプオフして周囲を約6kmほど走って、パルクフェルメに戻るという「お披露目」的なイベントだ。
メカニックたちとともに歓声に応える菅原義正と羽村勝美
会場になったのは、アルゼンチンの独立に際して初めてアルゼンチン国旗が掲げられた場所に立つ記念碑、モニュメント・ア・ラ・バンデラ(国旗のモニュメント)のたもと。パラナ川沿いにある高さ70mの大理石の塔の脇にポディアムが設置され、土曜日ということもあってか会場や周囲の沿道には10万人以上の人々が詰めかけた。
車検に合格してスタートを許されたのは2輪174台、クアド(4輪バギー)40台、4輪147台、トラック70台の総勢431台。参加台数が多いためセレモニーには6時間以上を要し、日野チームスガワラの日野レンジャーが登場したのは、最初の4輪バギー(クアド)が通過してから5時間以上を経過した午後9時頃であった。
トラックは車体が大きいためポディアムに上がることは出来ず、台の横に停車するのが習わし。1号車、2号車ともに、ポディアム上で日野自動車の旗を掲げるメカニックたちが出迎えると歓声が沸き、降りてきた乗員はメカニックたちとともに手を振って応えていた。5日はいよいよ当地から競技がスタート。最初のビバーク地、サン・ルイまで809kmの行程中に180kmの競技区間が用意されている。
菅原義正/アルゼンチンはモータースポーツの好きな国で、かつてはJ・M・ファンジオも輩出。今回はまた、由緒ある場所からスタートを切ることが出来て光栄に思います。車両が完全な新型車なので、明日からの競技はまずは慣らしをしたい。一歩一歩しっかり進んで行きます。任せて下さい。
羽村勝美/セレモニーは(いつものように)時間が押していて焦りましたが、夜になっても沿道にはたくさんの人がいて感動しました。明日からは、きっちり戦っていきたいと思います。
菅原照仁/今回のコースは、これまでの砂丘中心とは少々違うようです。ハイスピード区間が多く、埃の危険も大きい。2号車は前半戦のタイヤとして、これまでのXSタイプよりも構造が固く、グラベル路でのグリップに優れたXZLタイプを初めて履くのでその効果も楽しみです。
杉浦博之/今日は午後から参加者のブリーフィングを受けたり、ロードブックをもらったりでラリーの実感が強まってきました。夜のセレモニアルスタートでは沿道の人の多さに改めて南米を感じました。
■フォトギャラリー
ポディアム上で主催者と握手を交わす菅原義正
国旗のモニュメント前を元気に出発する1号車
スタートに向けて気迫を漲らせた日野チーム
ポディアムを出てパルクフェルメへ向かう2号車
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