日野チームスガワラ、ダカールラリーレポート №12
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レポート
前半戦の最終SSが天候不良でキャンセル
12日は前半戦の最終日、アルゼンチン北部のサルタからサン・ミゲル・ドゥ・トゥクマンの間で、トラック部門は155㎞の競技が行なわれる予定だった。しかし、当地で11日に降った雨の影響でこの競技区間はキャンセルに……。318㎞の移動区間でトゥクマンのビバークに向かうことになった。移動は全て舗装路で、2台はトゥクマンに午後3時頃までに到着した。
2台の日野レンジャーでトラック部門に参戦している日野チームスガワラは、11日の競技を終えた時点の累積順位で、2号車菅原照仁/杉浦博之組が総合18位・排気量10リットル未満クラス首位、1号車菅原義正/羽村勝美組が総合29位で同クラス5位につけている。現在2号車は排気量10リットル未満クラス2位のJ・エルフリンク組(メルセデス・ベンツアクサー)に3時間24分06秒の差をつけているが、2台はチームの目標である排気量10リットル未満クラスの4連覇とトラック部門総合の上位入賞に向けて、引き続き気持ちを集中させて後半戦に臨む。
トゥクマンのビバークは、2011年大会時と同じ郊外の競馬場。陽射しは強く蒸し暑いが午後には降雨の予報もある。明13日は当地での中間休息日で、4人の日野メカニックたちは車両が到着すると早速準備作業に取り掛かった。
★チームメンバーのコメント
菅原義正/今日のステージキャンセルは残念でした。前半戦は8日もあったのに3日くらいしか経ってないように感じます。体調は良いので、明日はしっかり整備してもらって後半の競技に備えたいと思います。
羽村勝美/SSがキャンセルになり、サルタのビバークからアシスタンスカー用のルートでここまで来ました。まずは洗車して燃料を入れて、それから整備ですね。
菅原照仁/今日はまあ差のつくSSではなかったのでキャンセルでも良かった。後半戦はやっぱりフィアンバラとコピアポが山場でしょう。(トラックの台数が減らないのは)コースの難易度が低いというより、チームのレベルが上がっているんだと思います。
杉浦博之/前半戦があっけなく終わってしまいました。これまでと違って今回はいきなり砂丘ステージから始まったので調子を保つのに苦労しました。
★フォトギャラリー
トゥクマンのビバークに到着した1号車
早速ビバークから洗車に向かう羽村勝美
車両の状況を話し合う菅原義正と照仁
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