日本フルハーフの冷凍車製造工場を取材してきました

日本フルハーフの冷凍車製造工場を取材してきました

昨日は、「フルロード」第6号の冷凍車の取材で日本フルハーフの本社・厚木工場に行って来ました。冷凍車の製造は、今月・来月がピークのため、厚木工場では、大・中・小の冷凍車が盛んに造られていました。冷凍車は、正式には定温輸送車とか温度管理車などと呼ばれるんですが、冷凍車専用シャシー(冷専シャシー)に、断熱パネルで造られたボディ、それに冷凍ユニットの大略3つで構成される車両です。日本フルハーフは架装メーカーですから、ボディの製造を担当しています。
では、冷凍車のボディはどのように造られるのか? 早い話、冷凍車のボディは6面体の箱ですから、まず6つの断熱パネルを造ります。一般的な冷凍車の断熱パネルは、いわゆるサンドイッチパネルで、2枚のアルミ板で断熱材(日本フルハーフの場合、ポリスチレンフォーム)を挟んだ構造になっています。断熱材の厚さは、その冷凍車に要求される断熱性能によって異なります。例えば、より低温なアイスクリームなどを運ぶ冷凍車の断熱材はより厚くしなければいけないし、反対に冷蔵仕様であればもっと薄くてもいいわけです。

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さて、6面体の断熱パネルといっても、リヤにはドアが取り付けられるし、床は床材が張られるし、サイドもサイドドアや内側にはラッシングレールやエアリブなどが取り付けられる場合が多いし、前タテのキャブの上の部分には、冷凍ユニットを取り付け庫内に冷気を吹き出すための切り欠きを設けなければなりません。

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それぞれユーザーの仕様に応じた6面体の箱が出来たら、ここで初めて冷専シャシーに載せられ、やっとトラックらしくなります。もちろんその間、冷凍車ですからシーリングなどには細心の注意が払われるし、フラットパネルの場合などは、特に歪みなどがないよう気配りがなされています。
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肝心の冷凍ユニットは、厚木工場に出張に来ている冷凍機メーカーの手で取り付けられることもあるし、また、一旦冷凍機メーカーの工場に回送して取り付ける場合もあります。冷凍ユニットも、直結式やサブエンジン方式、スタンバイモーター、アンダーマウント、ノーズマウントなどいろいろなタイプがありますが、詳しくは、「フルロード」第6号をご覧下さいということで、最後は「番宣」で締めさせていただきました(笑)。

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