トラックドライバーの誇り その9
横道に逸れた話を戻したい。たしかに確率論からいえば、1人の運転手が起こす死亡事故はかなり少ないといえる。しかし、人身事故が年間に72万5773件発生し、その内死亡者数が4863人もいる。
よく考えていただきたいのは、1人が死亡事故を起こすまでは1047年かかる計算だが、トラックの運転手が1074人いれば、年間に1人の死亡事故の犠牲者を出すことになってしまうのだ。現実問題として、4863人/365日=約13人強の人が毎日亡くなっている。この数字は、事故全体の数字なので、トラックだけではないが、やはり大きな数字といえるだろう。
それだけ多くの車両が日本中を走り回っていることになる。
私は、トラックドライバーの事故率の低さは、その過酷な労働環境からしても大いに誇れるものだと思う。また、トラックの重量の大きさからも、事故が大きくなってしまうのは、ある意味やむを得ないのかもしれない。しかし、私は言いたい! 必ずトラックは乗用車よりも死亡事故の確率も減らせると……。
トラさんのブログ「長距離運転手の叫びと嘆き」
http://www.geocities.jp/boketora_1119/
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