ジョニー上木のサーフサイド6 No.55

ジョニー上木のサーフサイド6 No.55

【ロード№70503 その2「ハンキュー・ベーベー」】

さて、腹ごしらえも済んだことやし、ぼちぼちシッパー(出荷先)に行こか!
5~6分くらいで到着。僕が入口のゲートでチェックインしている間にハニーがすかさず【Mac2】(出荷先到着)を送る。
ここのシッパーはチェックインの際にドロップ・スロット(空のトレーラを停めるスペース)とピックアップ・スロット(すでに荷物が積まれたトレーラが停められたスペース)の番号が書いた紙をくれる。いわゆる『ドロップ・フック』と言うやり方です。荷物の積まれたトレーラを引っ張ってゲートに戻ると、トレーラとシール(封印)の番号を確認してからBOL(Bill of Loading/積み荷書類)が渡される。
さぁ、【Mac3】(積載完了)も送ったし、これで出発!と行きたいとこやけど、その前にタンデム位置の調整や。
まだシールされていないトレーラやったら積み荷の最後部とBOLに記載されている重量からタンデムの位置を決められるんやけど、シールされてたらカンでいかなしゃーない。幸いここのシッパーにはスケール(ハカリ)があるから助かるわ。スケールの無いシッパーがほとんどやから、わざわざ最寄りのトラックストップにスケールするために止まらなアカン。有料のスケール、通称ネコちゃん(ウチ等が勝手に呼んでるだけやけど、笑)やったら一回で分割した重量が出るんやけど、ここは会社自前のスケール、ステアアクスル(トラクタ前輪)、ドライブアクスル(トラクタ後輪)、トレーラアクスル(トレーラ後輪)の3カ所に分けてゆっくりトラックをスケールに載せて行く。前から11430、33020、29800ポンド、一応イケてるけどバランスが悪から2ピンだけタンデムを前にずらしとこかハニー。こんな時も二人やと便利です。ハニーがタンデムを固定しているレバーを引きピンを抜いて、トラックが2ピン分だけタンデムをスライドさせた時点で合図をくれ、またピンを入れてくれます。1人で乗ってるドライバーさんはみんな全部一人でせなアカンもんな、やっぱりウチは二人でちょうどええ!(笑)

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クロロックス配送センターのエントランス

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出口付近に設置されてるスケール

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クロロックスの配送センター 右の倉庫で積み込みしたコンテナをジョッキーが左のスロットに並べてます

ここフェアバーンからI-75をフロリダに向かってジョージアを抜けるのに260マイルって事は4時間とチョット、フロリダに入ってどこまで走っておくか? 明日の昼前、11時に納品やから今夜の泊まりは2~3時間手前地点かな・・・・・・。今日は天気がいいからドライブ気分でBGMは矢沢できまりやね、ハンキュー・ベーベー!
「ちょっとダリちゃん、それはサンキューや!」(笑)

ジョニーさん&ハニーさんのブログ【ダリ・ハニのフリーウェイ・ブルース】
http://johnnyueki.blogspot.com/

 

 

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