日野自動車は、米国で開催中のトラックショー「Work Truck Show」(米国インディアナ州インディアナポリスにて開催)において、現地時間3月8日(日本時間3月9日)、2011年発売予定の新小型トラックを発表した。
今回米国で発表した新小型トラックは北米仕様車だが、グローバルモデルとして各地域に現地適格車を導入することを念頭において開発している。新ハイブリッドシステム搭載車を設定するなど、環境性能も大幅に向上している。
8日に行われた発表会には日野の白井芳夫社長、日野モータース セールス U.S.A.株式会社(米国日野販売)の深谷澄雄社長らが出席し、新ハイブリッドシステムを含めた新型車について紹介。現在、日野は米国市場向けには北米仕様のボンネットタイプの中型トラックを販売しており、今回、クラス初のハイブリッドモデルを備えたキャブオーバーエンジンタイプの小型トラックを導入することで、商品ラインアップの更なる拡充を図るとしている。
日本仕様車、すなわち新型デュトロについても近く発表されると思われるが、日本のメーカーが新型車を日本より先に海外で発表するというのは前代未聞で、まさに時代を感じさせる出来事である。(キャップ)