ダカールラリー速報 「第2ステージ」

ダカールラリー速報 「第2ステージ」

1月2日 ヴィクトリア?コルドバ
競技区間(SS):222km 移動区間(リエゾン):566km

ツイスティな山間コースを無事にクリア
2011年ダカールラリーの本格的な競技がスタート

2日の行程はヴィクトリア?コルドバ。ステージ後半に設定された222kmのSSでいよいよ2011年ダカールラリーの本格的な競技がスタートした。この日のSSは昨年のコルドバに向かったコースと殆ど同じで堅いグラベル路面の一本道。大半はツイスティな山間部を行くもので道幅も狭く、追い越しは難しい。ミスコースのリスクは高くないが、途中から降り出した雨で路面は滑りやすく、コースアウトする車両が相次ぐなどおよそカミオンには向かないステージであった。なお、2輪は86km地点と178km地点の2箇所でショートカットするような形で別のルートを採り、SS距離は30km短くなっている。

このSSを日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは慎重にクリア。ことさらペースを抑えた1号車菅原義正/杉浦博之組はトラック部門総合で42位、2号車菅原照仁/鈴木誠一組は同部門総合21位で無事ゴールした。すっかり日の暮れた9時すぎにビバークに到着した2台はダメージもなく、チームにとっては初日として予定通りの結果である。

20110102_4.jpg

菅原義正/あぶないステージで意識的にペースを落として足慣らしをしてきました。杉浦ナビとのコンビもばっちりで全く問題ないです。それにしてもトップの人たちが大勢止まっているのを見ました。

20110102_3.jpg

菅原照仁/出来ることをやってきた感じです。雨は上がっていましたが中盤はとくにぬかるみが酷くて…。コースはおそらく去年と殆ど同じだと思います。ブレーキとエンジンの改良のおかげでとても気持ちよく走れています。

20110102_1.jpg

鈴木誠一/クルマは全く問題なし。ブレーキシューを効きの良いものに換えたのは効果が大きいようですね。ナビゲーションも問題ありませんが、指示が細かかったです。

トラック部門 SS順位
順位 No. ドライバー メーカー タイム
1 500 CHAGIN (RUS) KAMAZ 2:44:22
2 504 LOPRAIS (CZE) TATRA 2:49:03
3 502 KABIROV (RUS) KAMAZ 2:50:14
4 512 NIKOLAEV (RUS) KAMAZ 2:53:38
5 508 DE AZEVEDO (BRA) TATRA 2:54:57
21 526 Teru SUGAWARA (JPN) HINO 3:21:06
42 513 Yoshi SUGAWARA (JPN) HINO 3:48:44
 (括弧内は排気量10リットル以下クラスの順位)
※順位はレポート執筆後に更新(修正)されることがありますので、ご了承ください。

(日野自動車HP ダカールラリー最新ニュースより)

最新号

【特集】進化の極みへ ボルボFH2025年モデル フルロードvol.58 本日(9/10)発売!!

【特集】進化の極みへ ボルボFH2025年モデル フルロードvol.58 本日(9/10)発売!!

自動車雑誌ナンバーワンの「ベストカー」が自信をもってお送りする本格派のトラックマガジン!! 今号では…