あのころ君は若かった! トラックドライバーが実感する寄る年波と老化のきざし

でも「経験」と「信頼」という年輪こそ今の私の誇り

 でも、「年を取って良かったなー」と思える部分も、もちろんあります。

 それは今までひとつひとつ積み重ねてきた「経験」と「信頼」です。それが今の私の宝物でもあります。

 石の上にも3年、いや20ウン年。客観的にこの業界を見ることができるようになって、ただがむしゃらに与えられた仕事をこなしていただけの昔とは違い、この業界の将来のためにこれから何をすべきなのか考えるようになってきたのは、まさに「私も年を取ったなー」と思える瞬間でもあります。

 最近はトラックを下りて、配車の仕事や若い新人ドライバーの育成をするのが夢になってきました。年は取ってもこの運送業界が大好き。その気持ちだけは決して変わることはありません。

【画像ギャラリー】高齢化が進むトラック業界 トラックドライバーが年を取ったなと思う瞬間(7枚)画像ギャラリー

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【解説&試乗】日野プロフィア2024年モデル フルロードvol.55 本日(12/10)発売!!

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今号では、昨年2月中旬から出荷を再開した日野プロフィアの2024年モデルに試乗。燃費性能と安全性能もアップし、新設計AMTで走りも別モノに進化した新モデルの実力に迫ります。また、「だれでもトラック」いすゞエルフミオEVの公道試乗を実施。AT限定普通免許で運転できるEVトラックの魅力をお伝えします。大好評の「働くクルマの大図鑑」は、飲み物を運ぶその究極のカタチ「ボトルカー」を特集しました。ボトルカーの構造から製造工場のレポート、知られざる歴史、さらにはeキャンターのボトルカーの試乗レポートまで盛りだくさんの内容になっています。