そんな日々が１年半ほど続いたある日。
嫌がらせを受け続けて、悩んで心も身体も疲れてました。
ホームで後輩の□□くんに「久美さん最近痩せたね。会社で色々言われてるのは俺も聞いてるけど、あんな意味の分からない噂ばっかり言ってるような人達のことでストレス溜めたら久美さんばかりがツライ思いをして損するよ。俺が居る時は助けるから」と言われました。
その言葉に少しだけ救われたんです。
ないこと・ないこと言われて、そんな相手のために何で私がしんどい思いをしなきゃアカンのかな？って、ようやく気付いたんです。
そのホーム上で、私がバタバタ積んでると、その後輩が手伝ってくれたんです。
もちろんその場に、あの派閥の仲間達が２人ほど居ました。
「同じ会社なのに手伝わない方がおかしいだろ!? 俺だって久美さんに手伝ってもらってるんだし、お前らも手伝ってもらってんじゃん！ 何を信じようと自分らの勝手だけど、それはそれ、仕事は別やろ！」という大きな声が響いたんです。
振り返ると□□くんが、あの派閥の人達に怒ってました。
口だけじゃなく、本当に守ってくれたんだという事実を目の前で見て、涙が出るぐらい嬉しかったです。
「会社を辞めても一生仲間として付き合って行きたい人とだけ仲良くしてたらいいよ」そう教えてくれました。 （つづく）
