いすゞ自動車は2026年9月8日、走行により劣化した部品を再生する「リマニュファクチャリング(リマニ)」の対象を車両の架装領域まで拡大し、冷凍車の「リマニユニット車」の商品化に向けて、冷凍車架装大手のトプレックと協業を開始したと発表した。
9月8日〜11日に東京ビッグサイトで開催された「国際総合物流展2026」の東プレ/トプレックブースに、エンジンやボディを再生した中型トラック「フォワード」の参考出品車を展示した。
架装物まで広がる、いすゞの「リマニ」
いすゞはこれまで、短い年数で長距離を走行したリースアップ車両のエンジンやトランスミッションなどをリビルト品に載せ替えて機能回復し、新車同等の信頼性/耐久性を担保した再生車両「リマニユニット車」を展開してきた。
リマニユニット車は同じユーザーが再リースするため、キャブや架装物、看板塗装などを継続して活用でき、同一の車両を長くつかうことができるのがメリット。また、部品のリビルト、車両の流通、リース、整備などをいすゞグループ各社で連携して行なうもの特徴だ。
今回の発表は、トプレックと連携し、この取り組みを架装物まで広げるというもの。トプレックでは長年使用されてきた冷凍車の冷凍機、ボディ、キャブを再生する「リメイク冷凍車」事業を独自に展開しており、これとリマニ事業を連携させる。エンジンの載せ替えをどこでやるのか、など詳細は検討中だ。
国際総合物流展2026に参考出品された車両は、いすゞのリビルトエンジンと、トプレックがリメイクした冷凍機、ボディ、キャブを組み合わせたもの。いすゞでは従来のエンジンとトランスミッションのみならず、架装物まで再生することで、車両全体を長く安心して使うことができることを訴求している。
トプレックが手がける「リメイク冷凍車」とは?
トプレックが独自に手がけるリメイク冷凍車は長年使用された冷凍車のキャブ&ボディ内外装を徹底的にクリーニングし、必要な部品は交換。さらに冷凍機もオーバーホールすることで、新車に匹敵する性能と見た目に「リメイク」したものだ。
車両価格が高騰するなか、新車価格の1/5〜1/3程度のコストで実施でき、製造時に発生するCO2も約97%削減できるのが大きな魅力で、トプレックでは新車導入に代わる「新たな選択肢」として提案を行なっている。
展示車両は2018年に製造されたクルマで、リメイク前の走行距離は48万849km。車体左側がリメイク前、右側がリメイク後だが、リメイク前は内外装ともに痛みが激しく、白いボディ外板も茶色っぽく変色している一方、リメイク後は徹底したクリーニングのおかげで車体色は真っ白になり、ツヤも戻った。
もちろん長年酷使されてきたボディだけに、細かい傷や補修跡のようなものも散見されるが、見比べるとその差は歴然。もちろん見た目だけでなく、オーバーホールされた冷凍機は1年間の保証付きなので安心して使うことができそうだ。
【画像ギャラリー】ここまでやっています! いすゞ&トプレックのコラボレーションリメイク冷凍車のディティールをチェック!(6枚)画像ギャラリー







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