8月21日、UDトラックスはトラックドライバーコンテスト「THE ONE」の決勝戦を本社・上尾工場(埼玉県上尾市)のUDエクスペリエンスセンターで開催した。
昨年からUDが開催している同コンテストは、国内のトレーラドライバーからナンバーワンを決める大会だ。果たして今年はどんな大会になったのか? 紹介していこう。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
大会の概要
UDトラックスが主催するトラックドライバーコンテスト「THE ONE」の決勝戦が、8月21日に上尾工場のUDエクスペリエンスセンターで開催された。
「THE ONE」は、トラクタブランドでトップシェアのUDがその責務としてトラクタの運転技術と安全意識の向上を図ることを目的に2025年に立ち上げた大会。今年で第2回を迎えた。
今回の決勝戦へは、全国6地域と地元販売会社枠から31社が参加した予選(5月に同所で開催)を経て、出場者が決定。
東北代表の板橋修弘さん(三陸輸送)、関東代表の関功さん(日本液体運輸)、中部代表の竹原清志郎さん(中央ロジテック)、近畿代表の宮島渉さん(甲西陸運)、中四国代表の森本秀教さん(柳井産業運輸)、九州代表の吉田伸一さん(東筑物流)、地元販売会社代表の菅原宏樹さん(藤田運輸興業)の7名の選手が出場した。
「THE ONE」の競技内容
競技は、運転技術競技、日常点検競技の2つの合計点で競う。
運転競技は、4×2・クオンGKトラクタ(AMT車)に、10トンのウエイトを積んだ3軸トレーラを連結した車両を使用し、持ち時間16分でUDエクスペリエンスセンターの1.1kmのテストコースを4周。コースや敷地に設定された課題走行に挑むというもの。
競技中の燃費や一時停止、制限速度の遵守などについてもテレマティクスなどで監視されてる。また、積荷に優しい運転をしているかを判断するため、荷台には水の入ったボウルを設置。競技後、こぼれた水の量も計測される。
今回の課題走行は、坂道、スラローム、クランク、車庫入れのほか、並行に配置したペットボトルに乗せたテニスボールの間を通過する課題を設定する。
決勝戦では運転競技の難易度も上げており、予選では1カ所(片輪のみ)だったテニスボールの通過競技は、決勝では27mの間隔で2カ所設置。最初は右側のタイヤを通過させたのち、次のテニスボールの間に左側タイヤを合わせて車体を修正、通過させるという内容になっている。
なお、タイヤを通すテニスボールの間隔は78cmであり、トラクタの後輪ダブルタイヤでは左右約5cmほどの余裕しかない(トレーラはワイドシングル)。

また、ラバーコーンなどで作られているクランクや車庫入れ競技のコースの道幅も予選より約50cm狭めており、トレーラがギリギリ通過できるレベルになっているという。実際、出場したプロドライバーからは「(普段)こんな狭い現場はないです」との声も上がるほどで、運転競技の難易度は非常に高いといえるだろう。
いっぽう、クオンの連結車両を使用する日常点検競技は、制限時間20分で、UDが用意したすべての点検項目のチェックを終えなければならない。車両には複数カ所の不具合も設定されており、発見できた場合は加点が与えられる。





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