商用電気自動車の企画・開発・販売を手がけるフォロフライは、1トン積みクラスの商用EVバン「F11シリーズ」の「F11VS」に、新たに「3人乗りミドルルーフ仕様」を設定し、受注を開始した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/フォロフライ・フルロード編集部
荷室容積は約11%拡大、ハンガーに掛けた衣類も吊るしたまま輸送可能に
フォロフライは、これまで主力を担ってきた1トン積みクラスの商用EVバン・トラックの「F1シリーズ」に加え、1トン積み商用バン「F11VS」を2025年に発表。
同車は、ジーリー(吉利汽車)グループの商用車部門が展開するファリゾンをベースとしたフラッグシップモデルとなり、オートエアコンやシートヒーター、衝突被害軽減ブレーキ、追従機能付クルーズコントロール、360度全方位モニターなど、快適装備・安全装備を充実させているのが特徴である。
2026年1月に販売を開始したF11VSは、これまでに先行生産分100台を完売。さらに、6月には要望の多かった3人乗りモデルが追加された。
今回追加したミドルルーフ仕様は、この3人乗りモデルをベースに、荷室の積載性を高めたもの。
ミドルルーフ仕様の全高は、標準ルーフ仕様の2010mmに対して2220mm。荷室高は1380mmに対して1530mmとなり、それぞれ210mm、150mm拡大されている(荷室長2690mm、幅1700mmは変わらない)。
これにより、荷室容積は約6.3㎥から約7.0㎥へと約11%増加。背の高い荷物を立てたまま積載できるほか、ハンガーに掛けた衣類を吊るしたまま輸送(ハンガー輸送)することも可能となり、EC関連の宅配や家具・家電の配送、衣類クリーニング、イベントの設営・撤収など、かさばる荷物を扱う業務での活用が想定される。
なお、車両重量は標準ルーフ仕様(3人乗り)の2250kgに対し、2330kgの+80kgで、これにともない最大積載量は1050kgから1000kgに。また、バッテリー容量は82.8kWhから変更はないが、航続距離がWLTPモードで446kmと、標準ルーフ仕様の479kmに対して33km短くなっている。
このほか走行性能や安全・快適装備、普通充電・CHAdeMO方式の急速充電への対応は、F11シリーズで共通となる。
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