ボルボはまたも5つ星、初登場のフォードは?
今回、ボルボFHのトラクタ系およびリジッド系も5つ星とシティ・セーフ認定を獲得した。ボルボはこれまでも「FM」と「FHエアロ」などのモデルで最高評価に輝いているが、日本市場など広く展開するFHでも長距離輸送に最高の安全性を提供することを改めて証明した。
ボルボはこれまで評価された全モデルで5つ星を実現している唯一のメーカーとなっている。
非欧州メーカーとしては初めてトルコのフォード・トラックスの大型トラックが評価され、同社の「Fマックス」は3つ星を獲得した。試験されたのは4×2トラクタで長距離輸送用の車両となる。商用バンで存在感を示すフォードは、大型トラックの安全性評価でも堅実なスタートを切った。
とりわけベルトラインの高さがもたらす優れた直接視界と、ドライバーの視界を補助するカメラモニタリングシステムが高く評価された。また、AEBや巻き込み防止などの機能も安全性の向上に寄与しているという評価だった。
いっぽう、2024年では最低評価の1つ星という屈辱的な結果だったイヴェコ「S-ウェイ」ディーゼル車だが、4×2トラクタと6×2リジッドの最新型で再評価が実施され、2つ星評価に改められた。最新型で欧州の新安全規則(GSR2)に適合し、アダプティブ・クルーズ・コントロールなどの機能が追加されているが、歩行者および二輪車保護のための機能には依然として改善の余地が大きく、現在のハイウェイ中心のアプローチを見直すべきだという。
ユーロNCAPの戦略開発ディレクターを務めるマシュー・エイブリー氏は、今回の安全性評価について次のように総括している。
「今回、スカニアがインテリジェントな車両設計と洗練されたドライバー補助システムにより優れた安全性を実現できることを証明し、他のメーカーに挑戦状を叩きつけています。こうした競争は健全なものです。
ボルボは安全性において妥協しないという姿勢を貫いています。フォードは初めての評価で3つ星という好調なスタートを切りました。この評価は自動運転機能の追加などによりさらに向上する可能性があります。
都市部ではトラックが関与する重大事故が後を絶ちません。しかしながらトラックは日常生活には欠かせない存在です。トラックドライバーとしてハンドルを握った最初の瞬間から、安全を中心とするアプローチの正しさを実感できるはずです。運行管理者もまた、クラス最高の安全性をもたらす車両をドライバーに提供することで、周囲の人々を守っているという安心感を得ることができるでしょう」。
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