2026年4月に経営統合する日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの持株会社名が「ARCHION(アーチオン)」に決定した。両社が10月9日午後に発表した。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
国内生産拠点を5ヵ所から3ヵ所へ
両社の発表によると、「ARCHION」とは、『英語で弓型の構造物を意味する「ARCH」と、遠い過去から未来まで続く様子を意味する英語の「EON(ION)」を融合させた言葉』とし、『会社とステークホルダー』『三菱ふそうと日野をつなぐ絆』『輸送の未来を創造しより良い暮らしを次世代に受け継いでいく志』を表現しているという。なお、日野、三菱ふそうの名称はブランドとして継続する。
ARCHIONの代表取締役CEOには三菱ふそうのカール・デッペン社長CEO、財務の最高責任者(代表取締役CFO)には同じくヘタル・ラリギCFO、技術の最高責任者(取締役CTO)には日野の小木曽聡社長が就任する。本社は品川区に置くという。
また、国内に5ヵ所あるトラック生産拠点(日野:3ヵ所、三菱ふそう:2ヵ所)を3ヵ所に統合することも発表。2028年末までに、三菱ふそうの川崎製作所(神奈川県川崎市)、日野の古河工場(茨城県古河市)、同じく新田工場(群馬県太田市)の3ヵ所に集約する。三菱ふそうの中津工場は川崎製作所へ集約し、日野の羽村工場は6月の発表通りトヨタへ移管する。
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