西濃運輸のトラックが綺麗に整列している。これは、同社の「車両格納」風景だ。同社には1年間の感謝の気持ちを込めて年末にトラックを整列して格納するという企業文化があり、写真でその出来栄えを競う「格納コンテスト」はSNSなどでも話題になる。
初めての一般投票を実施した「格納コンテスト2024」の結果が発表され、西濃運輸大阪西支店の作品が最優秀賞に選ばれた。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/西濃運輸
西濃運輸の「伝統行事」が一般投票を受け付け
西濃運輸が年末から年始にかけて行なう「車両格納」は同社の伝統行事だ。
最前線で働いてくれたドライバーとともに、それを支えるトラックへの「おつかれさま」という感謝の気持ちを込めて、洗車したトラックを綺麗に整列し格納するという取り組みだ。
この年末年始の風物詩の写真について、従業員投票で競う「格納コンテスト」は以前からSNSなどで話題になっていたが、「格納コンテスト2024」では初めて一般投票も実施された。
西濃運輸は、「本コンテストを通して、“物流”というかたちで全国のみなさまの心を繋いできたトラックの格納風景をより多くの方にご覧いただき、物流業界への親しみをもっていただきたいという願いを込め、一般投票の実施に至りました」としている。
そして2025年1月14日~17日の一般投票を経て、このたび最終結果が発表された。一般投票総数は873票、従業員投票総数は2187票、合計投票数は3060票だったそうだ。
総応募数158作品の中から最優秀賞に選ばれたのは同社の大阪西支店の作品。入賞は堺支店、郡山支店、越谷支店の作品に、ユニーク賞は長岡支店の作品が選ばれた。
惜しくも入賞はならなかったものの、最終選考に残った写真からは従業員のトラックに対する感謝の気持ちが伝わってくる。
物流の2024年問題などでトラック業界は大変な時代だが、こうした企業文化の発信もこの業界の魅力向上につながっているのではないだろうか。
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