昨今ではトラックの整備分野でも「DX」(デジタル・トランスフォーメーション)が進んでいるが、それでもまだまだ頼りになるのがサービスマン個々の技能である。
そんな中、三菱ふそうが「2024セールス&カスタマーサービスコンテスト」を開催。実は半世紀もの歴史を持つコンテストなのだが、コロナ禍による中断を経て久しぶりに販売会社のスタッフが技能を競った。果してどんなコンテストなんだろう?
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/三菱ふそう・フルロード編集部
2019年以来5年ぶりの開催
三菱ふそうの「セールス&カスタマーサービスコンテスト」は、2019年の開催を最後に、新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中止していたが、今年2月11日に三菱ふそう川崎製作所で5年ぶりに開催された。
このコンテストは、1972年に第1回大会が開催され、以後およそ半世紀にわたって続いてきたが、2019年の開催を最後に、新型コロナウイルス感染症の影響により開催を中断していた。
実に5年ぶりの開催となったコンテストだが、顧客満足度の向上を目指し、各スタッフの技能・モチベーションの向上によって、サービスや整備力、提案力を磨くことで、ユーザーに安心してもらえる体制の強化を図ることを目指している。
コンテストには、全国の三菱ふそう特約販売会社10社と地域販売部門から選抜された計100名の選手が出場。
各特約販売会社、地域販売部門から新車営業1名、パーツ営業1名、サービス3名(フロント1名、メカニック2名)の1チーム5名で構成された計20チームが、学科と実技の課題に取り組んだ。
サービス・パーツ・新車営業各部門の個人戦に加え、各部門が協力した「3業連携」によるチーム・販売会社対抗戦により、日ごろの業務で磨いた技能を披露した。
優勝は神奈川ふそうがほぼ独占
各部門の優勝者は、
・サービス部門:神奈川三菱ふそう自動車販売/山口一乗・平尾圭介・齋木裕喜
・パーツ部門:豊橋三菱ふそう自動車販売/野田智代
・新車営業部門:神奈川三菱ふそう自動車販売/菅生雄義
・会社対抗戦:神奈川三菱ふそう自動車販売
・チーム対抗戦:神奈川三菱ふそう自動車販売
となり、神奈川三菱ふそうがほぼ独占した。
コンテスト後の表彰式にて、三菱ふそうトラック・バスの代表取締役社長・CEOのカール・デッペン氏は次のように話している。
「選手の皆様の、パフォーマンスと熱意と決意をもって取り組む姿に感銘を受けました。本日のコンテストが、皆様のモチベーションと向上心をさらに刺激したことは間違いありません。今後も、サービスのさらなる向上とお客様にさらなる満足を提供できるよう、突き進んでいきましょう」。
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