極東開発工業は、路面凍結による陶器のスリップ事故を防ぐための凍結防止剤を散布する「湿塩散布車」を開発し、12月18日より発売する。価格は、特殊車両のため仕様・装備により都度見積もりとなる。
湿塩散布車は、高速道路や自動車道等において、降雪や寒冷による路面凍結を防ぐため、塩化ナトリウムと溶液を混合した凍結防止剤を散布する車両で、凍結に起因するスリップ事故を予防するための重要な役割を担っている。
同社が開発した新機種は、スタイリッシュさと外面に水や雪が溜まりにくい実用性を併せ持った同社独自の曲面タンクや、防錆性および耐腐食性を考慮したストローク計内蔵シリンダおよびステンレス製散布口のほか、操作パネルにディスプレイを採用し直感的な操作を可能とするなど、冬場の過酷な現場においても使いやすく、タフな作業を支援する。
極東開発工業が発売する「湿塩散布車」
●湿塩散布車の特徴
1)スタイリッシュさと実用性を併せ持った曲面タンク
溶液を積載する本体側面の樹脂製タンクは、同社独自の曲面タンク形状を採用。スタイリッシュな外観と、外面に水や雪が溜まりにくい実用性を兼ね備えている。また、塩化ナトリウムを積載するホッパ部は電着塗装(ED塗装)を行ない、防錆性を高めているほか、天蓋はキャブ内から電動開閉操作が可能となっている。
2)ディスプレイを採用した操作パネル
操作パネルにディスプレイを採用し、直感的な操作を可能とした。すっきりとした操作周りと実用性を両立させ、厳しい冬季の現場における作業を支援する。
3)耐腐食性を考慮したストローク計内蔵シリンダとステンレス製散布口
ストローク計内蔵シリンダのほか、凍結防止剤の散布口をステンレス製とし、耐腐食性を向上させている。
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