三菱ふそう、インドで「バーラト・ベンツ」の中型車両の生産開始

三菱ふそう、インドで「バーラト・ベンツ」の中型車両の生産開始
小型トラック「キャンター」と中型トラック「ファイター」を合体させたトラックっていってもいいんでしょうか、ちょっと興味がありますね。以下、インドで展開している「バーラト・ベンツ」ブランドの中型トラックの生産開始を伝える三菱ふそうのニュースリリースの要約です。
ダイムラー社100%子会社のDaimler India Commercial Vehicles Pvt. Ltd.(以下:DICV)社は2月20日、インド、チェンナイ近郊のOragadam(オラガダム)工場において、「BharatBenz(バーラト・ベンツ)」ブランドの中型トラックの生産開始式典を政府関係者、顧客などを招き実施した。
三菱ふそうトラック・バス(以下:MFTBC)は、DICV社に対し、車両の開発および生産のサポートを行なっており、今回生産を開始した車両は、MFTBCの小型トラック「キャンター」の運転席および中型トラック「ファイター」の足回りを活用したもの。
同車両は、4D34型4気筒ディーゼルエンジンを搭載。車両総重量9トン(エンジン出力:100kW)の914Rモデルおよび車両総重量12トン(エンジン出力:125kW)の1214Rモデルおよび1217Cモデル(建設仕様)の3機種で構成され、インド市場において、同クラスの車両より10%以上燃費を改善している。
式典に出席したMFTBC代表取締役社長・CEOのアルバート・キルヒマンは、
「当社は、中期経営ビジョンである”FUSO 2015″の5つの柱のもと、インドのような新興国市場においても、ダイムラー・トラック部門のネットワークを活用し、世界販売をさらに強化して参ります。DICV社がバーラト・ベンツによってインドのトラック輸送を盛り上げているのはたいへん喜ばしいことです。ダイムラー・トラック部門の中でも、このインドにおける新たなブランド・市場・製品とそれを支える素晴らしいチームに注目しています。ダイムラー・トラック部門では、新興国市場のトラック輸送が発展していくためにあらゆることを行なっており、その成功の一端を当社も担っていることを誇りに思っています。」と述べた。
また、DICV社社長・CEOのマーク・リストセーヤは、
「2012年9月に当社は初の大型トラックの販売を開始しました。それ以来お客様から高い評価とそれに伴う追加受注をいただき、大きな自信となっています。本日は、DICV社とバーラト・ベンツにとってまた一つ重要な出来事となりました。当社の中型トラックの高い燃費性能と優れた運転性能は、トラック輸送に対する信頼をさらに広げてくれるものと思います。」と述べた。
DICV社は7億ユーロ以上を投資し、敷地面積160ヘクタールの組立工場およびテストコースなどの研究・開発施設を整備した。2012年9月の販売開始以降、大型トラックをインド国内で累計1,000台以上販売している。今後DICVでは、部品の現地調達率を85%まで高めるとともに、そのうちの40%以上の部品は、オラガダム工場の40km圏内で調達する予定。2014年までに販売ネットワークを100拠点以上に拡大する予定である。

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