第20回目の「人とくるまのテクノロジー展2011」から
今日から3日間、横浜パシフィコ展示ホールで開催される「人とくるまのテクノロジー展2011」に行って来ました。自動車業界の第一線で活躍する技術者・研究者ための自動車技術専門展として年々規模を拡大してきた同展も、回を重ねて第20回目。恥ずかしながらキャップは皆勤賞なんですが、自動車技術会の主催だけに、門外漢にはチンプンカンプンのムズカシの技術の出展のオンパレードです。それでも毎年見ていると、その年その年のクルマの技術トレンドのようなものが分かるから、どうしても足を運んでしまいます。今年は、東日本大震災の影響が懸念されましたが、国内のサプライヤーはもとより海外からの出展も多く、なかなか盛況で、日本の基幹産業の底力を見る思いがしました。
シボレー・ボルトは結構人気があります
三菱自動車のミニキャブMiEV
カナダパビリオンには、カンパーニャモータースのT-REXが…。見た目は三輪自動車、エンジンはバイクという、男心をくすぐる乗り物です。
やはりシボレー・ボルトやらテスラ・ロードスター、アコード・プラグイン・ハイブリッド、ミニキャブMiEV、それにベンチャー企業をを含めEV関係の展示が目立ちましたが、トラック関係では、いすゞの次期小型トラックに搭載予定の新4JJ1ディーゼルエンジン(参考出品)が目玉でしょうか。本邦初公開だと思いますが、現行の4JJ1エンジンをベースに、2ステージターボシステムや大容量EGRクーラーの採用などで、ポスト新長期排出ガス規制をクリアすると共平成27年度燃費基準達成を目指すエンジンです。
新型フォワード搭載された4HK1エンジンと同様に2ステージターボなどを採用する以上、いわゆる「尿素レス」でしょうね。現行エンジンよりコンパクトにまとまっているように見えました。震災の影響で、小型トラックのポスト新長期規制対応車の発表・発売時期が不透明になっていますが、登場が待たれるエンジンです。 (キャップ)