チョットだけよ～！ 最新「フルロード」第21号・夏本番だ！ 第７報

「メーカー完成車」ってご存知ですか？　トラックメーカー／ディーラーがシャシーと上物（架装物）をコンプリートで製造・販売するクルマのことで、すでに30年ほど前から小型トラックの平ボディやドライバンやダンプなど、ある程度仕様が集約でき、台数が見込める分野で普及し定着しています。新しいハードの話ではなく、言ってみればトラックビジネスにまつわる話なので、「フルロード」が取り上げるには地味なテーマに見えるかもしれませんが、ところがところが、今どきのメーカー完成車を知らずしてトラックを語るなかれ！　今やカーゴ系尾大型トラックの趨勢を占めるに至ったメーカー完成車は、これからのトラックづくりに多大な影響を与えると共に、トラック業界にも大きな変革をもたらすインパクトを有したクルマなんです。トレーラではなく単車が主体、そしてウイングボディが隆盛、しかもディーラーの系列がはっきりしていること……。つまりメーカー完成車は、まさに日本だからこそ成立したクルマというべきで、その意味でも今後の行く末が要注目です。特集では、トラックメーカー４社のメーカー完成車に対する取り組みを聞きました。