9月10日、ゲーム周辺機器メーカーのホリは、日野自動車の開発協力による本格自動車教習シミュレータ―を発表した。 特定技能外国人の免許取得をサポートするため開発したという同シミュレーター。はたして、どんなものなのか?
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/ホリ
特定技能ドライバー向けに開発された自動車教習シミュレーター
家庭用ゲーム機のデバイスメーカーのホリはこのほど、PC用の自動車教習シミュレーター「JAPAN TRUCK DRIVING SIMULATOR」(大型車両SIM)と「JAPAN DRIVER TRAINING SIMULATOR」(普通自動車SIM)の製品化を発表した。
同製品は特定技能外国人の受け入れが自動車運送業分野に拡大されたことを受けて企画開発されたもので、シミュレーターソフトにはハンドル・シフター・ペダルの専用デバイス3点が付属し、特定技能ドライバーの運転免許取得をサポートする本格的な走行練習が可能なシミュレーターだ。
ソフト内の言語は日本語(ルビ付き)を含む英語、中国語(簡体字)、インドネシア語、ベトナム語の5カ国語に対応。シミュレーターの設置スタイルは可搬性に優れるノートPCのほか、本格的な3画面筐体の2タイプから選択可能できる。
なお開発では3DCGによる教習車両を再現するため、車両データ、エンジン音のサンプリングなどで日野自動車が全面協力。
また運転教習の組込み監修では、物流ドライバー教育に強みを持つ埼玉県の指定自動車教習所「羽生モータースクール」、外国人向けの運転教育コンテンツ開発を手掛けるスタートアップ企業「株式会社テトラ・シフト」と協力して開発が行なわれた。
「JAPAN TRUCK DRIVING SIMULATOR」とは?
「JAPAN TRUCK DRIVING SIMULATOR」では中型一種、中型けん引、大型一種、大型二種の車両が選択でき、運転免許取得に向けて「検定練習」「卒業検定」「走行練習」の3種の練習モードを搭載する。
検定練習でS字・クランク・縦列駐車などの教習課題の項目を選んで練習し、ドライビングに自信がついたら卒業検定にチャレンジ。また走行練習では、教習所内を日本の道路交通法に基づいて走行し、左側通行の練習や交通ルールを覚えるのに役立つモードになっている。
このほかにも、全日本トラック協会が主催している「全国トラックドライバーコンテスト」の実科競技(課題走行)を完全再現したコンテストモードが搭載されているのが面白いところだ。
コンテストモードは、同コンテストの4トン、11トン、トレーラ部門を収録。大会で行なわれる前進走行の課題(隘路走行、スラローム)、後退走行の課題(後退スラローム・車庫入れ等)が用意されている。
また、卒業検定やコンテストにはランキング機能も搭載しており、事業所内のランキングや、スキルアップの記録更新にも活用できるとしている。
今回のシミュレーターは、2026年9月17日(木)~21日(月)の5日間、幕張メッセで開催される「東京ゲームショー2026」のホリブース(ホール7・N1・北口)にて展示体験会が実施される。気になるひとは、ぜひ会場で体験してほしい。
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