チョットだけよ~! 最新「フルロード」第30号・お陰様で第30号! 第7報
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コラム
「架装メーカー それぞれの方途」は つくりボディを極める名古屋ボデーを検証
雑誌づくりで悩ましい問題の1つに「用語の統一」ということがあります。たとえば、本誌では「おこなう」を「行う」ではなく「行なう」に統一していますが、たぶん一般的には「行う」と記すほうが多いと思います。でも、講談社ビーシーの「ベストカー」では、「いった」と「おこなった」が両方とも「行った」となってまぎらわしいため「行なう」に統一しており、「ベストカー」の別冊を名乘る以上、「フルロード」も「行なう」に統一しています。この用語の統一には、編集者は割と神経をつかっているのですが、今号のシリーズ「成熟期を迎えた架装メーカー それぞれの方途」では、ちょっと困りました。本誌では「トラックボデー」ではなく「トラックボディ」と記していますが、今号お邪魔した架装メーカーは名古屋ボデーさん。社名の名古屋ボデーは固有名詞だから、もちろん用語の統一は適用されませんが、記事の中でキーワードとなる「ボデー屋」という呼び方をどうするか、ちょっと悩みました。架装メーカーの中でも規模の小さな地方のメーカーを刺すことの多い「ボデー屋」という呼び方は、以前はごく普通に使われていましたが、ちょっと見下した言い方になるので、現在ではあまり使われていません。しかし、名古屋ボデーが掲げるキャッチフレーズは「日本一のボデー屋になる!」というもの。大手架装メーカーがいわゆるメーカー完成車を主体とした量産メーカーに舵を切るなか、名古屋ボデーは昔ながらの「つくりボディ」にこだわっています。というと、古臭くてダサい「ボデー屋」をイメージしますが、つくりボディを手掛けるのは若手の職人たちが多く、女性もたくさんおり、とても明るい雰囲気です。さらに新たなチャレンジも始まっています。1962年創業の老舗のボディメーカーも、今や三代目。いわばダサカッコいいボデー屋を目指す名古屋ボデーの新たな方途を検証します。
む
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