いすゞ自動車は、本日、株式会社ユーグレナと2020年に向けた国産バイオジェット・ディーゼル燃料の製造に関する合同記者会見を行なった。
ミドリムシ由来の軽油燃料の共同開発を進めているユーグレナ社は、2016年夏より横浜市の「環境・エネルギー分野の拠点形成」である京浜臨海部の神奈川県横浜市の旭硝子工場内にて日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの建設を開始し、2017年内の着工と2018年の稼働開始を目指すことを発表した。
合同記者会見には、ユーグレナ社のほか、横浜市 林文子市長、千代田化工建設 澁谷省吾代表取締役社長、伊藤忠エネクス 長尾達之介取締役(兼)専務執行役員、全日本空輸 元清司専務取締役執行役員が参加した。いすゞ細井会長は会見の挨拶で「石油代替燃料の確保は日本にとって重要な課題です。次世代DeuSELの実用化に向け、実用試験などで引き続き協力していきます」と述べた。
ちなみにDeuSEL(R)(デューゼル)とは、DIESEL(ディーゼル)とeuglena(ユーグレナ)を組み合わせた造語で、ユーグレナ(和名:ミドリムシ)からつくったバイオディーゼル燃料を表すいすゞとユーグレナ社の共同で取得した商標である。
【バイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラントの概要】
予定地 : 神奈川県横浜市鶴見区末広町1丁目1(旭硝子株式会社 京浜工場内)
敷地面積 : 約9,000㎡
着工予定 : 2016年夏
竣工予定 : 2017年冬
稼働予定 : 2018年前半
生産品目 : バイオケロシン(ジェット燃料)、バイオディーゼル、バイオナフサ
すでに「DeuSEL(R)」はいすゞの藤沢工場シャトルバスで使用されている
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