足回り熟成と徹底した軽量化で臨む
日野チームスガワラは来年一月の次回ダカールラリーに向け、今年も8月9日から16日にかけて開催されるラリーモンゴリア2015にテスト参戦する。そのシェイクダウン(テスト走行)が先週木曜日から昨日までにかけて日野自動車・茨城テストコースで行なわれた。
今回の参戦車両はナローキャブ&左ハンドルの日野レンジャー二号車。今年一月のダカール仕様に対してエンジンなどのパワーライン系は大きく変更されないが、足回りの熟成や大幅な軽量化が行なわれさらに戦闘力が強化された。車両は8日に鳥取県の境港港を出発してロシア経由でモンゴルに入り、その後一週間4000kmに及ぶ走行テストを行なった上で、ラリーモンゴリア2015に臨む。
参戦車両の日野レンジャー二号車と、菅原照仁ドライバー&杉浦博之ナビゲーター。今年は参戦体制を変えて、従来のドライバー、ナビゲーター、メカニックの三人体制に加えて全国の日野販売会社から選抜されたメカニックも実践トレーニングのため初めて出場することになった。
ド迫力のジャンプを見せる二号車。今回の足回りの改良はバネレートと減衰力のチューニングを中心に行なわれ、足回りの追従性が高められた。またスプリングブラケットのスリム化やリーフスプリングの枚数をフロントが3枚→2枚、リアが2枚→1枚に減らすなど、300kg近い軽量化が行なわれているという。
モンゴル合宿概要
・走行トレーニング
日程/距離:2015年7月31日~8月6日/約4000km
・ラリーモンゴリア2015
日程/距離:2015年8月9日~16日(8ステージ)/約4000km
・体制
競技車/選手:日野レンジャー二号車(菅原照仁、杉浦博之)
メカニック:鈴木誠一(日本レーシングマネージメント)、中村昌樹(日野自動車)、
販売会社メカニック4人(全国から公募選抜)
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