極東開発、中型車の機動力に大型車並みの最大吐出能力を実現した新型コンクリートポンプ車

極東開発、中型車の機動力に大型車並みの最大吐出能力を実現した新型コンクリートポンプ車
極東開発工業は、GVW11t車に17m級のブームを搭載し、大型車並みの最大吐出能力を実現したコンクリートポンプ車「ピストンクリート PY90-17」を開発し、7月7日より発売する。
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新機種は、機動性の高い中型シャシであるGVW11t車に、従来より好評の使いやすさを追求した17m級ブームを搭載したピストン式コンクリートポンプ車である。今回新たに、トランスファPTOの搭載で性能が向上した大容量油圧ポンプの採用と、メインシリンダのボア(径)アップにより、大型車並みとなる最大吐出量90立方m毎時、および最大吐出圧8.5MPaの性能を実現した。
ピストンクリート PY90-17の特徴は、
①大型車並みの吐出能力を実現
新たにトランスファPTOの搭載で性能が向上した大容量油圧ポンプの採用により、最大吐出量を向上(90立方m毎時:従来機PY75B-17比で約15%アップ)。メインシリンダのボアアップにより、最大吐出圧も向上(8.5MPa:同約73%アップ)し、中型車ながら大型車並みの吐出性能を実現。なおトランスファPTOとは、通常コンクリートポンプ車に使用される、車両側トランスミッション横に取り付けられるサイドPTO(パワーテイクオフ:動力取り出し装置)と異なり、トランスファ(トランスミッションに接続され、エンジン出力をドライブシャフトを介して車軸に分配するための機構)に接続されたPTOで、よりエンジンのパワーをダイレクトに使用することができるもの。
②使いやすさを追求した17m級ブーム
機動性の高いGVW11t車に17m級のロングブームを搭載し、現場での使い勝手を徹底的に追求した。
③張出し位置を選択できるフロントアウトリガで安定性を向上
フロントアウトリガは標準張出し位置と、さらに広く張出すことができるワイド張出し位置との選択が可能。ワイド位置では車両の安定性をより一層高めることができ、作業時の安全性を確保できる。
④旋回台内部のブーム配管にエッサーツインパイプを標準装備
旋回台内部のブーム配管には、内層・外層の二重構造による耐摩耗性と耐圧力性を兼ね備えたエッサーツインパイプを標準装備。高い耐摩耗性により、配管の長寿命化を実現した……などとなっている。

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