【世にも恐ろしい思い出話 その1】
こんにちは皆さん、10月ももう終わりですね。10月のビックイベントと言えばハロウィン。今日はハロウィンにぴったりな、ちょっと怖い思い出話をご披露したいと思います。
あれは2008年7月、USAトラックに入社した時の出来事です。
20日に師匠と同乗する4週間のトレニーングがようやく終わり、続いてアーカンソー州にあるUSAトラックの本社ターミナルでオリエンテーションや社内テストをクリアして、晴れてUSAトラックの正社員に。25日から3日間のオフも貰ったし、これからはソロ(単独)でのドライブです。マーク師匠が「ナマズは美味しいで!」って言ってたので、休日の初日は宿泊先のメドーズ・インのレストランでナマズとカエルのから揚げ食べました。うん、これでなんとなく「俺も一人前のアメリカントラッカー!」って気分になりました。(笑)
休み明けの28日月曜日、ディスパッチルームで僕のディスパッチャー(配車係)を紹介され、インターナショナルI9400マニュアルトランスのトラクターをあてがわれ、仕事のスタンバイOK。
トラックは結構ボロでしたが、初めて貰ったトラクター、めっちゃ嬉しかったです。
カルコム(衛星通信機器)に最初に入ってきた仕事は近場。ウォーミングアップに軽くこなして、次にカルコムに流れてきた仕事は「ルイジアナ州のUSAターミナルに行って、○○○番のトラックに乗り換えろ」え、乗り換えって?今日貰ったばっかりやんけ、意味がよう分からん・・・・・・。
とりあえず「シャーブポート(Shreveport)のターミナルに向かいます」と連絡を入れてアーカンソーを出発した。ターミナルに着いたら交換予定のトラックが停まってたので横付けして、運転手の兄ちゃんに声を掛けた。その運転手、なんかいそいそと「あ、おはよう、早速荷物積みかえよか」と言うが早いか、自分のトラックから荷物を降ろし始めた。この兄ちゃん、すごく焦ってるみたいや、すでに次の仕事をもらってるんかな?
乗り換え予定のトラックを見て、さらにびっくり。このトラック、めっちゃエェやん! なんで新人の俺が貰ったボロのトラックと交換やねん? 疑問に思って聞いてみました。
「あのー、会社を辞めますのん?」返ってきた返事は「いいや、辞めへんよ」
「なんでですのん? このトラックめっちゃ良いですやん」兄ちゃんの返事は「いや~、あの~、ええと、乗り換えたかってん」なんか腑に落ちひん理由やな。このトラックは走行距離も少ないし、アルミホイール付いてるし、オートマチックで楽やし、第5輪のオフセット・アジャスター、おまけに大容量のDC-ACコンバーターと電子レンジまで付いてる。ワォ~、良過ぎるやん!
この運転手、何を急いでるのか僕の荷物まで運んでくれて、早々に乗り換え完了。
「ほんなら、ありがとう!」って、笑顔でいそいそと去って行きました。
う~ん、なんか納得できひんけど、まーえぇか、ハニーにメール報告しよう!
「トラック乗り換えた、今度のはめっちゃエェで、電子レンジまでついてる、俺ってラッキーや」
ほんとうに、これがラッキーだったのでしょうか? この時ジョニーはこれから起きる世にも恐ろしい出来事の気配さえ知りませんでした。(つづく)
ジョニー&ハニーさんのブログのURL
http://johnnyueki.blogspot.jp/
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