ダカールラリー速報 「第7ステージ」 1月7日
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排気量10リットル未満クラス1・3位で前半戦を終了
明日はチリのコピアポで中間休息日を迎える
2012ダカールラリーは前半戦最終日となる7日、チリのコピアポを基点とする時計周りのループ状コースで419kmの競技を行なった。SSはビバークから移動区間で154km南下したところからスタート。海岸近くを143km北上して舗装路のニュートラルゾーンに至る第1パートと、舗装路を57km行ったところから再スタートし、ビバークの北東部を回り込んでビバーク近傍にフィニッシュする第2パートが設定された。後半パートには踏破の難しい大きな砂丘も現れ、大きな山場となったが、チーム日野スガワラの2台の日野レンジャー(輸出名:HINO 500 Series)は軽量コンパクトな車体を利して健闘を見せた。新型レーシングトラックの2号車菅原照仁/鈴木誠一組は終盤の難易度の高い砂丘も順調に越えてSS総合12位/排気量10リットル未満クラス1位でゴール。同クラス2位のJ・エルフリンク組(メルセデス・ベンツ・アクサー)が38分12秒差の2位となったことから、前半戦を終えての累計順位で2号車はトラック部門総合13位でクラス首位の座を堅持。2位のエルフリンクには2時間47分30秒もの差をつけることとなった。また、今大会で前人未到30回の連続出場記録を達成した菅原義正とナビゲーターを務める杉浦博之の1号車はギリギリ日没までに難所を越えて走破。
明日8日はここコピアポで中間休息日を迎える。車両、人員ともにリフレッシュして後半戦に備える戦略上も重要な一日で、4人の日野メカニックは7日の晩に車両がビバークに到着するとさっそく作業に取り掛かった。
菅原義正/1号車は昨年より約200kg軽くなったのですが、砂丘の上りでは1段高いギアが使えるくらいの差があります。序盤で堅さが気になったサスペンションもタイヤの内圧を低めに調整したらしっくり。今日も大変でしたが、なんとか日没までにゴール出来てほっとしました。
杉浦博之/久しぶりに本格的な砂丘で、ドライバーとの連携が上手く出来、気持ちよく走れました。ナビゲーションの難易度もけっこう高かったです。
菅原照仁/ステージ中殆どの場所の様子を把握していたので難しいところは迂回するなど、上手く出来ました。前半戦を終えてここまではトラブルもミスもなく、完璧なペースで来ていると思います。
鈴木誠一/SSの前半部分が終わったところでウェイストゲートからの配管から排気漏れが発生。応急措置をして走ってきました。通過を義務つけたGPSのウェイポイントは砂丘のうえにあったり、前半戦の中では一番難しいSSでした。
2号車:菅原照仁/鈴木誠一
1号車:菅原義正/杉浦博之
コピアポのビバークに到着したクルーから状況を聞くメカニックたち
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