ダカールラリー速報 「第3ステージ」 1月3日

ダカールラリー速報 「第3ステージ」 1月3日

2号車が排気量10リットル未満クラスの首位に浮上
 1号車もノートラブルでSSを終了
 
2日、アルゼンチンのサン・ラファエルへの行程で日野チームスガワラの日野レンジャー(輸出名:HINO 500 Series)は菅原照仁/鈴木誠一組2号車がトラック部門の累積順位で総合19位/排気量10リットル未満クラス2位、菅原義正/杉浦博之組1号車が総合29位/クラス4位のポジションを得た。2号車よりも約1時間遅れの午後10時半ころサン・ラファエルのビバークに到着した1号車はSSの前半で観客のいたずらによる投石を受けてフロントウィンドウを破損。菅原もガラスの破片で軽い怪我を負ったが、車両とともにビバークで手当てを受け、問題なく3日のステージに臨んだ。
この日の行程はサン・ラファエル~サン・ユアン。アンデス山麓を巡る山間コースで川渡りや岩場など路面は多彩に変化し、標高3200m近くの場所も通過する南米らしいSSが約200kmに渡って設定された。ルート上の多くは一本道で埃が酷く、引き続き追い越しの難しいSSであった。
このSSを2号車は総合17位/排気量10リットル未満クラスの1位でフィニッシュ。この結果によりこの日までの累計順位で総合18位につけるとともに前日まで首位だったJ・エルフリンク(メルセデス・ベンツ・アクサー)を逆転してトップに浮上した。また、1号車も堅実に総合29位/クラス3位で走り切り、累計順位を総合28位/クラス4位とした。
4日は北上してチレシトへ。序盤のアルゼンチンステージのハイライトともいうべきフィアンバラ砂漠はもうすぐである。
 
菅原義正/昨日はSSの35km地点で投石を受けてフロントウィンドウを破損。破片で顔を切りましたがたいしたことはありません。エアコンも直りましたし、今日はすこぶる順調で無理せずに頑張ってきました。
 
杉浦博之/4輪車が埋まっていて迂回ルートを探したり、川の水が多かったりと色々ありましたが、トラブルなどはありませんでした。
 
菅原照仁/昨年よりも確実に車両のポテンシャルが高く、ペースが速い分ライバルに追いつきやすいです。ステージ自体は2010年と殆ど同じ。順位はまだまだ意識せず、確実に走ります。
 
鈴木誠一/一本道でところどころコーステープが張ってあったりしてミスコースはなし。ナビは広いところに出てからですね。
 
中野直也/昨日1号車はフロントウィンドウの交換とともにガスの漏れていたエアコンを修理しました。

 

20120103_2.jpg

1号車:菅原義正/杉浦博之
 

20120103_3.jpg

1号車:菅原義正/杉浦博之
 

20120103_5.jpg

2号車:菅原照仁/鈴木誠一
 

20120103_6.jpg

2号車:菅原照仁/鈴木誠一

20120103_7.jpg 

2日のSS中に投石でフロントウィンドウを割られた1号車
 

20120103_10.jpg

SSを終えてビバークで寛ぐ菅原義正・照仁

20120103_11.jpg 

連続30回出場記録達成で主催者から表彰された菅原義正

 

最新号

【特集】進化の極みへ ボルボFH2025年モデル フルロードvol.58 本日(9/10)発売!!

【特集】進化の極みへ ボルボFH2025年モデル フルロードvol.58 本日(9/10)発売!!

自動車雑誌ナンバーワンの「ベストカー」が自信をもってお送りする本格派のトラックマガジン!! 今号では…