岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第20回

岡雅夫の「働くクルマ」のショートエッセイ 第20回

<連接バス>

千葉の幕張新都心で全長18mの連接バスが走っている。以前はボルボ・富士重工製であったが、その車両は元々つくば科学万博で使われ、その後リムジンバスとして成田と都心を走っていたものだ。昨年ついに台替えされることになり、現在は最新のベンツ製「シタ―ロG」になっている。

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写真提供 ぽると出版

 2010年2月19日から運行された「シターロG」、すなわち京成バス「シーガル幕張」は、シンプルだがしっかりとしたつくりで、全長18mにもかかわらず一般の路線バスより小回りも効くそうだ。最初の10台は、従来運行していたボルボのバスが12年目を迎えてこれ以上走れないため入替えを行なったものだが、年末までにさらに追加の5両が納入されるという。

オートマチック4速で、最後部にエンジンを搭載する。従って前方の車両はとても静かで快適だ。これでハイブリッドなら申し分ないのだが、今は通常の350PSエンジンである。

輸入した三菱ふそうによると、ヨーロッパでは連接バスが年間1000台近く売れているが、日本では現在18台しか走っていないので自社開発できず、ベンツを輸入するほうが合理的なんだそうだ。ちなみに年間1000台は、ふそうの全ての路線バスの販売台数と同じである。

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ちなみに今回写真を提供してくれたぽると出版は、「バスラマインターナショナル」「ワーキングビークルズ」などを出版しています

車幅は2550mm(国内基準を5センチオーバー)と広く余裕があるし、ほぼ最後部までノンステップなので乗りやすい。ただし椅子の位置が高く、脚の短い私が座ると足が床に届かない。外人はやはり足が長いのだ。最後軸重も10tを大きく超えているので緩和車両である。色はベンツ純正カラーのきれいな青緑色で、幕張の街並みによく似合っている。JR幕張本郷駅と海浜幕張、千葉ロッテスタジアムを定期運航しており、バス好きならずとも一度乗ってみたいバスである。

(社団法人日本自動車工業会モーターショー室長)

 

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