ドイツ・トラック紀行 その8

ドイツ・トラック紀行 その8

「ドイツ・トラック紀行」と言いながら、「IAA」のことばかり書いてきたので、この辺でちょっとドイツの話を……。ドイツの人口は約8200万人。国土面積は日本よりやや狭いけれど、日本の国土の約7割が山地であるに対して、ドイツはそのほとんどが平野部である。そのため工業国といいつつも、農地や牧場を含め緑が多く、羨ましくなるほど広々としている。また、地方分権の歴史が長いため、東京のように一極集中していないことも好印象で、都市と都市を結ぶ道路も走りやすい。

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大型トラックは8割方がトラクタで、牽引するカーゴ系のセミトレーラは、ほとんどが3軸低床タイプのカーテンサイダーである。ちなみに現地のトラック関係者に、「日本では単車のアルミウイングが主流なんだよ」と伝えたのだが、ウイングボディ自体をなかなか理解してもらえず、仕方なく絵を描いて説明したところ、「イッツ・クレージー!」の一言であった。単車が主体であることもそうだが、(アルミといえども)重いし、(カーテンサイダーに比べ)価格も高いし、構造が複雑なアルミウイングを使うなんて信じられないのだろう。日本の常識が、少なくともヨーロッパでは非常識に映るようで、「なるほど」と納得してしまった。

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【解説&試乗】日野プロフィア2024年モデル フルロードvol.55 本日(12/10)発売!!

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今号では、昨年2月中旬から出荷を再開した日野プロフィアの2024年モデルに試乗。燃費性能と安全性能もアップし、新設計AMTで走りも別モノに進化した新モデルの実力に迫ります。また、「だれでもトラック」いすゞエルフミオEVの公道試乗を実施。AT限定普通免許で運転できるEVトラックの魅力をお伝えします。大好評の「働くクルマの大図鑑」は、飲み物を運ぶその究極のカタチ「ボトルカー」を特集しました。ボトルカーの構造から製造工場のレポート、知られざる歴史、さらにはeキャンターのボトルカーの試乗レポートまで盛りだくさんの内容になっています。