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栃木県さくら市の喜連川といえば、一般的にはJR東日本が売り出した「温泉付き住宅地」くらいしか思い浮かばないと思うが、トラック業界では、三菱ふそうのテストコースがあることでつとに有名だ。正式名称「三菱ふそうトラック・バス喜連川研究所」は、現在では117万平方メートルの敷地に3万8800平方メートルの建物延面積、そしてテストコースの総延長は14.4キロメートルに及び、従業員数も500名に達するというから、川崎と並ぶ三菱ふそうの実験・開発部門の双璧なのである。
その喜連川研究所が1980年の開設以来今年6月で30周年を迎えたことを記念して、8月29日(日)「30周年記念フェスティバル」が開催された。ふだんは試作車もバンバン走っているので、極めて警備が厳重なのだが、この日ばかりは広く一般の人達に研究所を開放。試験設備の見学をはじめ、大型トラックの車庫入れチャレンジやモックカーダービー、地元特産品の販売にフードコーナーなど、楽しい催しが盛りだくさんだった。
なかでも人気を集めたのが、三菱ふそうのトラック・バスの高速周回路での試乗である。スーパーグレートやファイター、エアロクイーンやローザなど、実験部のドライバーが運転する車両に乗って、1周3.6キロメートルのテストコースを最高速でぶっ飛ばすというのだから、人気を集めないはずがない。バスはともかく、一般の人が大型のトラックやトラクタに乗るのは滅多にない経験だし、しかも最大46.5度の傾斜角度のあるバンクまで疾走するのだから、当日は試乗待ちの親子連れの長い列が途切れることはなかった。
子供達にとって、いつの時代もトラックはカッコいい存在である。単に「危ないよ、近づいたらダメだよ」と頭ごなしにいうより、トラックの本当の姿に接し、その力強さを体験してもらい、きちんと決まりを守ることの大切さを学んでもらった方がずっといい。今回試乗した子供達の中から、トラックに対する憧れを募らせ、将来トラックドライバーはじめトラック関連の仕事に就く人間が出ないとも限らない。さらに願わくば、いずれ我が「フルロード」の愛読者になってくれる人もたくさん出てきて欲しい……(笑)。炎天下のテストコースはメチャクチャ暑かったけれど、三菱ふそうの「喜連川研究所30周年記念フェスティバル」、なかなか粋なイベントだった。(キャップ)