第5回目となる「ジャパントラックショー2026」が来年5月14日(木)~16日(土)の3日間、「パシフィコ横浜」で開催される。
そのキックオフイベントというべき「開催企画説明会」が3月17日に行なわれた。
我が国最大のトラック関連の展示会としてすっかり業界に定着したジャパントラックショーだが、果たして次回は一体どんなショーになるのだろうか?
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
我が国最大のトラックの展示会「ジャパントラックショー」とは?
最先端技術を搭載した新型トラックや高い技術力を誇る架装、高積載を実現するトレーラ、迫力のある特装車や作業車など「働くクルマ」の実車展示に高い注目が集まるジャパントラックショーは、業界関係者にダイレクトにアプローチできる展示会だ。
また、省力化、効率化、安心・安全を支える部品・用品、整備、アフターサービスなどのほか、技術革新が著しいIT・ソフトウエアなど、幅広い分野の製品・技術に来場者の関心が寄せられている。
これまでの実績は、第1回の2016年が出展者数77社・来場者数2万6063人、2018年が129社・5万1744人、2022年が143社・5万3355人、前回の2024年が156社・6万2448人となっており、順調に展示会の規模を拡大しているのがわかる(2020年はコロナ禍で中止)。
次回も例年通り横浜みなとみらい地区の「パシフィコ横浜」の展示ホールA・B・C・Dおよび屋外ピロティを会場に、来年5月14日(木)~16日(土)の3日間、賑々しく開催される予定である。
継続コンセプト「次世代」を掲げて
ジャパントラックショーの継続的コンセプトは「次世代」。物流マーケットの一歩先を描く新型車両をはじめ、時流を捉えた最新製品・サービスが一堂に会する展示会を目指している。
また2026年の開催テーマは、今のところまだ仮ではあるが「持続可能なミライ」としている。
これまでにない環境の変化が押し寄せる今、周囲の環境や状況の変化に柔軟に対応できる安心・安全で環境負荷の少ない新技術や新サービスを提案。サステナブルなトラック・物流業界の未来を提示できる場にすべく、開催テーマを「持続可能なミライ」を念頭に置いている。
これに合わせて、毎回好評の主催者特別講演も「持続可能なミライ」をテーマに多くの講演を予定している。SDGs、カーボンニュートラル、EV、自動運転、2024年問題のその後、ドライバー採用など、物流の持続可能なミライをテーマに、多彩な講師陣による講演プログラムを予定している。
さらに開催最終日の土曜日は、ビジネスショーの様相を一変。これも毎回好評の「集まれ! トラックキッズ」イベントを開催。子供同伴の家族連れなど一般の人たちをターゲットに、トラックや業界のことを知ってもらうさまざまなイベントを実施。トラック輸送の未来を担う人材を育成を目指す企画でもある。
来場者誘致に注力 出展者募集も順調な滑り出し
主催者である一般社団法人国際物流総合研究所の南元一会長は、
「2016年の第1回の開催から2024年の開催まで、コロナ禍で2020年の中止はあるものの、お陰様でジャパントラックショーはほぼ順調に実績を積み重ねてきました。
我々主催者の使命としては、まず第一により多くの来場者さんにショーに来てもらうことだと思っていますので、毎回強力な来場者誘致のための施策を展開しています。
今回も広報・宣伝活動に注力するのはもちろんのこと、全国各地でジャパントラックショー・サポーターズフォーラムを開催します。
これは660社以上の物流企業からなるネットワークで、これらの中堅・大手のポーターズがジャパントラックショーの応援団となって、業界内の幅広い交流を通じて積極的な来場者誘致を図っていただくものです。
また出展者さんに関しても、今日の開催企画説明会に来ていただいた企業の皆様は、常連の出展者さんのほか、架装メーカーさんをはじめ新規にご出展を検討されている企業の方が多くお見えになっていますので、私どもも意を強くしています。
今後ともご支援・ご協力、どうぞ宜しくお願いいたします」。
と語った。
また、今回の開催企画説明会では、「観る、走る、楽しむ!」をコンセプトにした体験型の「ジャパントラックショー in Fujispeedway2025」の開催概要も発表された。
第3回目となる今年は10月25日(日)の開催で、もちろん富士スピードウェイでの開催となる。
さらに世界最大の商用車ショー「IAA トランスポ―テーション」とのコラボレーションも発表された。
これはジャパントラックショー事務局がIAA事務局と連携し「ジャパンパビリオンブース」を設営。日本企業の出展を取りまとめようというものだ。これも楽しみな企画である。
なお「ジャパントラックショー2026」「ジャパントラックショー in Fujispeedway2025」「IAA2026」の出展に関しては、主催の国際物流総合研究所ジャパントラックショー事務局まで問い合わせを……。
【ジャパントラックショー事務局】
TEL 03-3667-1572
MAIL info@truck-show.jp
URL https://truck-show.jp
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