日本トレクス、欧州製断熱パネル生産設備を導入し冷凍車事業を強化
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日本トレクスは、温度管理車事業強化の一環として、最新鋭の断熱パネル生産設備を本社事業所内に導入し、品質向上および生産能力を増強した。
温度管理車は、食品輸送・医薬品輸送などさまざまな分野で使用され、今後も安定した需要が見込まれている。また、輸送品質の要求も高まる状況にあり、日本トレクスではこの市場要求に対応するため約9億円を投資し、欧州製最新鋭断熱パネル生産設備を導入した。パネル面材に発泡原液を流し込みプレスするウレタンオープンフォーミング工法を国内で初めて車両用パネルとして採用。従来のスチレンブロックを使用した接着工法ではサイズに限りがあったが、今回の設備導入により、将来的にトレーラに対応したサイズまで生産が可能となる。断熱性に優れたウレタン素材の採用により保冷性能は約20%アップ(当社従来比)、さらに車輌全体の構造を改良し大型クラスで約170kg 軽量化(当社従来比)した。
今後、トラック系温度管理車の生産能力を従来の倍増を目指しラインの設置を進め、2017年5月を目途にバントラックより受注を開始する予定。 現在、同機種は納期が延びている状況にあり、今後生産の前倒し等を進め、納期の圧縮を図りたいとしている。また、欧州のトレーラ市場においては同技術の採用が進んでおり、今後当社でも検証を進めトレーラ系温度管理車へも順次拡大する方針。 (写真は新規設備で生産予定の主な商品)
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