帝国繊維が消防防災展に参考出品したEV消防車、ローゼンバウアー「RT」。ゴツい外装デザインは2016年発表の「コンセプト・ファイアトラック」から受け継いだものだ
車両寸法は全長約7600mm、全幅約2350mm、全高約2900mmで、長さと幅は日本の中型トラック(コンビニの配送などを行なっているトラック)と同等
ボディ一体型のキャブはなんと9人乗り!! ドアは運転席と助手席に加え、ボディ前方左右にも備える
シートレイアウトは運転席と助手席が各1名、その後ろに4名ぶんの対面シートがあり、そのさらに後ろに前向きの2名がけシートが備わる
ミラーはデジタル式を採用。運転席と助手席のドアウインドウの後方にあるLEDインジケータは消火水と泡消火剤の残量表示である
室内の様子。残念ながら内部への立ち入りは一部関係者のみに制限されていた
センターコンソール部の大型モニターパネルが印象的なインパネ。左右ピラーにはカメラ映像を映すデジタルミラーのモニターが備わる
消火水タンクは1000〜4000リットル、泡消火剤タンクは50〜400リットルを選択可能。ボディ側面は3つの区画で区切られ、シャッタードアを備えている
ローゼンバウアーRT最大の特徴は発電用ディーゼルエンジンによるレンジエクステンダーEVシステムの存在。ボディ後端上部にはエンジン用の冷却装置やマフラーと思しきユニットが見えていた