三菱ふそうトラック・バスの大型トラック「スーパーグレート」の車型バリエーションの一つであるセミトラクタ3軸6×4車型・FV-Rに『第5輪荷重20トン車』が11月26日、新たに追加された。シリーズ最大の牽引性能を備えたモデルで、より幅広い重量物輸送ニーズに対応した。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/三菱ふそうトラック・バス、フルロード編集部(タイトル写真加工)
許容GCW86トンが可能に!
スーパーグレートFV-Rは、重量物輸送用セミトレーラの牽引を主な目的とする車型で、許容GCW(連結車両総重量)レンジは55.67~62.25トン(技術指針項目2-1式)。一方、第5輪荷重(牽引装置にかかる荷重)はこれまで11.5トン~18トンを設定してきた。
今回追加の『第5輪荷重20トン車』は、その名が示す通り第5輪荷重を20トンに引き上げた許容GCW62.25トンモデルで、FV-Rシリーズ中、唯一オプション設定される速度制限装置(NR装置)を使用した際の許容GCWは86.06トン(技術指針項目2-3式)に達する。そのため、従来モデルでは対応しきれなかった、より重い重量物や大型建機を積載するセミトレーラの牽引が可能となっている。
第5輪荷重20トン車のシャシーは、3軸6×4駆動・ホイールベース4570mmの総輪リーフサスで、完成車はソーシン製第5輪カプラ(連結装置)とスチール製踊場を架装する。カプラ地上高は1380mm、前回り半径は2565mm、すそ回り半径は1850mm。このほかキャブ付シャシーも設定している。
シリーズ最強530馬力エンジンと2ペダル12段AMTを搭載

パワートレーンは、6R30(T5)型12.8リッター増圧式コモンレール燃料噴射装置付の直列6気筒DOHCアシンメトリックターボエンジン(最高出力530PS/1600rpm・最大トルク265kgm/1100rpm)と、2ペダルOD付12段AMTシフトパイロットを搭載し、JH25モード燃費基準の基準値達成となっている。
AMT(G330-12型)のギア比は従来FV-Rの530馬力車と共通で、ファイナル比は標準が4.625、オプションで5.142を設定するのも同様。なお、メーカーオプションで流体式リターダやアルミホイールを用意している。
キャブ仕様はフルキャブ・スーパーハイルーフが標準となっており、オプションで『スーパー』より低いハイルーフが選択可能。ADAS(先進運転支援システム)装備やグレード仕様などの展開も従来FV-Rとほぼ共通である。
今回の第5輪荷重20トン車の展開によって、同社の重量物輸送用トラクタの製品ラインナップも競合メーカーと再び同等になり、重トレユーザーの選択肢が増えたのも朗報だ。
【画像ギャラリー】FV-R第5輪荷重20t車とスーパーグレート・セミトラクタシリーズ(7枚)画像ギャラリー








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