今日は、ダイムラーグループの被災地復興支援用の車両引き渡し式の取材で多賀まりお氏と共に三菱ふそうの喜連川研究所に行ってきました。
4月13日にお伝えしたように、ダイムラーは、東日本大震災の被災地復興支援にダイムラーグル―プの製品が役立つと考え、三菱ふそうの小型トラック「キャンター」30台をはじめ、オフロードトラック「ゼトロス」8台、多目的作業「メルセデスベンツ・ウニモグ」4台、オフロード車「メルセデスベンツGクラス」8台の計50台を寄付することを決定。メルセデスベンツの20台の車両は、4月16日までにドイツのシュツットガルト空港から2台のアントノフ124型輸送機で成田空港に空輸され、三菱ふそうキャンター30台と共に喜連川研究所に集結。車両は、被災者の支援活動を行なっている公益財団法人日本財団を通じ、被災地域の自治体やNPOなどによる救援活動や復興活動のため、今日の車両引き渡し式を経て、2週間以内に被災地で活用されるようになります。
車両引き渡し式のひとコマ。左よりメルセデス・ベンツ日本のニコラス・スピークス社長、三菱ふそうの鈴木孝男会長、目録を持つ日本財団の尾崎武寿理事長、ダイムラーAG日本代表を兼任する三菱ふそうのアルバート・キルヒマン社長
キルヒマン三菱ふそう社長はキャンターに「頑張ろう日本!」と標した
詳細は明日報告するつもりですが、ダイムラーはすでに東日本大震災の被災地域に200万ユーロ(約2億3000万円)の支援を決定。さらに、これとは別に世界各地のダイムラー従業員と経営陣は共同で募金キャンペーンを開始し、これまでのところ50万ユーロ超(約6000万円)の募金が集まっており、日本赤十字社を通じて義援金として被災した人たちに送られるとのこと。国境を越えた温かく頼もしい支援に心から感謝したいと思います。 (キャップ)
4×4ゼトロス1833Aのデモンストレーション
30台のキャンターは、平ボデー、広幅バン、ダンプが各10台ずつ
ウニモグのデモンストレーション
Gクラスには、日本ではかなり珍しいピックアップも…
6×6のゼトロス2733Aの幌に書かれた「がんばれ日本」の文字。ドイツの従業員が思いを込めて標したという