「つながる特装車(コネクテッドSPV)」に向けた取り組みを加速
極東開発工業は、特装車の稼働状況を記録・蓄積するIoT基盤を利用したサービス支援システム「K-DaSS(注)」を開発し、「K-DaSS」の構成要素の一つである「サービスツールシステム」を正式リリースする。
「サービスツールシステム」では、同社および契約サービスステーションのサービスマンが、新開発の専用スマートフォン用アプリにより近距離無線通信機能を搭載した車両と通信することで、車両メンテナンスやデータ収集を行なう。これにより、車両の状態をより正確に把握し、ユーザーに適切なメンテナンスを提案することが可能となる。
K-DaSSは、サービスツールシステムのほか、「リアルタイムデータ収集」「WEBサービス」の要素から構成される。同社は今後、サービスツールシステムの本格的な稼働に加え、現在実証試験を進めているリアルタイムデータ収集、WEBサービスに関しても実用化を目指し、システム全体の構築を進めるほか、順次各製品への展開とシステムのアップデートを行なうことで、ユーザーにより一層の利便性の提供と、さらにフレキシブルなサービス体制の強化を図るとしている。なお、サービスツールシステムでは、車両の作業場所や走行ルートを特定する位置情報は取得できない。
(注)K-DaSS:Kyokuto Data Sharing Service
K-DaSSシステム概要
●サービスツールシステムの特徴
1:同社が専用開発したスマートフォン用アプリ「サービスツールアプリ」により近距離無線通信機能を搭載した車両と通信することで、車両メンテナンスやデータの収集が可能。
2:サービスツールシステム対応機種
・テールゲートリフター「パワーゲートG型(後部格納式)/CG型(床下格納式)」
・脱着ボディ車「ハイパースイング・フックロール」
・ゴミ収集車 プレス式「プレスパック」/ 回転板式「パックマン」
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