中小型（車両総重量1.7トン超～2.5トン以下および3.5トン超～12トン以下）のトラック・バス等の排出ガスについては、本年９月１日から新たな排出ガス規制（いわゆる「ポスト新長期規制」）が適用され、規制に適合していない新車については、新規登録ができなくなることになるが、国土交通省では、このうち3.5トン超～12トン以下の車両については、特に受注生産が基本であり、受注から納車まで一定期間を要することから、今回の東日本大震災の影響によりトラック・バス等の生産が停滞している状況を鑑みて、特例措置としてポスト新長期規制の導入の適用日を1カ月間延期すると発表した。
また、ポスト新長期規制と同時に規制が適用される、3.5トン超のトラックの前面に備える前部潜り込み防止装置（ＦＵＰ：Front Underrun Protection）の装着義務づけについても、ポスト新長期規制と併せて適用日を延期することにした。
なお、大型メーカー各社においては、既に現行規制車の新規受注を終了しているという。
